ヒダマルの読書日記。

乱読ッカーなヒダマルが読んだ本の感想文。小説は分析もします。

読むのが辛い。 『たゆたえども沈まず』

 

 史実を基にしたフィクション作品。

著者:原田マハ
発刊:幻冬舎
頁数:408頁
発行:2017年10月25日
ジャンル:ファンタジー

※この記事は盛大な批判を含みます。

 

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感想。

 面白くない、退屈。

 読むのが辛い。

 

 だから途中でやめた。

 

 ものすごい辛辣な感想ですが、率直な所です。
(もちろん、ヒダマルの個人的な感想なので、「そんなことない!」という方のお気持ちを無下にするものではありません)

 

 まぁ、ヒダマルはフィクション作品に対してエンターテインメント性を求めているので(多くの人がそうだとは想像するけども)、そのつもりで頁をめくっていたので、「需要と供給がマッチしなかっただけ」といえばそうです。

 ラノベだったら何でも面白い訳でもないですしね。

 

 

エンターテインメント作品としての欠点。

 冒頭からの時系列錯綜……。

 誰が主人公なのか分からない出演陣……。

 地の文での状況説明状況説明状況説明……。

 

 エンターテインメントの典型的な悪手をこれでもかと連投しています。

 ラノベの創作講座だったらまずアウトです。
「これはラノベじゃないやい」という反論は的外れで、そもそも小説の体を成しているのかが若干疑わしい。

 

 大河ドラマだったらこれでも良かったと思いますが、小説でやることではないと思う。

 うん、ドラマの書割みたいです。
(これはちょっと言い過ぎですが)

 

 

 や、これでも100頁までは読んだんですよ。
「面白くない本でも、100頁までは読む」と決めているので。

 同時に、「100頁まで読んでも面白くなければ、本を閉じる」と決めているので、まぁこんな感想になっちゃったという塩梅です。

 

「全部読んでもないのに感想を書くな」という意見もありましょうが、「面白くなかったから途中までしか読めなかった」も立派な感想だと考えています。

 

 ちなみに、30頁まで読んで面白くない本は、100頁まで読んでもやっぱり面白くないことが多いです。

 個人的には、『神様のメモ帳』や『這い寄れ!ニャル子さん』などがそうでした。 

 

 

フォローもする。

 といって、一切の魅力がない作品というわけでもなかったので、いちおうフォローもしておきます。

 

 情景の描写なんかはうまいですし(同じことをやれと言われれば、当然ムリ)、冒頭の風景を読むに「これは期待できそうだ」と感じさせられました。

「る」と「た」の使い分けも好きです。気持ちよく読めます。

 

 一文一文や、人物の仕草なんかには非常に奥深い味があるのに、物語の構成がそれを台無しにしているように思えてならないのです、ヒダマルには……。

 

 

まとめ。

「誰が主人公か分からない出演陣」と書きましたが、敢えて言うならば「街」と「時代」が主人公なのでしょう。

 ゴッホとテオの関係性、その時代やフランスの街がたまらなく好きな方であれば、没頭して読めるのだろうと思います。

 

 前回の『かがみの孤城』と同じく本屋大賞ノミネート作品だったので、期待してた分の肩すかし感が大きかったな……。