ヒダマルの読書日記。

乱読ッカーなヒダマルが読んだ本の感想文。小説は分析もします。

己の意志で、己の身体で。 『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』


著者:山本ケイイチ
発刊:幻冬舎新書
頁数:214頁
発行:2008年5月30日
ジャンル:健康、仕事

 

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 これからのビジネスパーソンに要求される項目のひとつとして、「筋肉」を掲げる筆者。
 トレーナーとして多くの方を指導してきた経験上、

「仕事ができる人は、トレーニングをやっても優秀である」

 という気付きに至ったそうです。


「仕事ができる人はマッチョになりやすい」という短絡なものではありません。
 仕事と筋トレの類似性を挙げつつ、物事への取り組み方、成功者の考え方が紹介されています。

 


 それと、筋トレに関する読み物ではありますが具体的なトレーニング内容はまったく登場しません。

「筋トレとビジネスの類似性」
「筋トレにおける考え方」

 に絞って解説されています。

 

 

ビジネスと筋トレ。

 お金があれば大抵のものが手に入る時代において、人々の思考が短絡的になっている、と指摘されています。

 反面、筋肉はお金では買えません。


 どんな大金持ちでも「明日からシュワルツェネッガー」とはいかないのが、筋トレの世界なのです。


 また、「銭湯では裸の付き合いができる」という言葉通り、ジムという場所においても、地位や肩書は武器になりません。


 目標の設定と習慣化、評価と反省、軌道修正、そういった日々の努力の結晶こそが、筋肉。

 だからこそ、立派な肉体を持った人には「この人は自分を律することができるのだ」という強いメッセージを感じるのでしょう。

 

 

 ここまでは基本的な考え方ですが、もっと踏み込んで「行動・習慣の五原則」や「失敗する人の共通点」などが紹介されており、筋トレ以外の習慣に対しても有効な知識を得られます。

 

 

 ちなみに、この本ではありませんが、「一次産業従事者にストーカーはいない」という話を読んだことがあります。

 一次産業では自然が相手ですから、物事が自分本位に動かし得ないことを肌で知っているのだと想像します。

 

 

筋トレとブログ。

 筆者は「筋トレにおいて、最も難しいことは何か」と聞かれたら、すぐにこう答えるそうです。


「続けることです」


 これは最大の試練であると同時に、最大の目的でもあります。
 筋トレは、続けなければ成果が出ないからです。

 


 ヒダマルの座右の銘のひとつに、「継続が力なり」というのがありまして(誤植に非ず)。

 ブログなんかは正にその意気で運営していて、「続けること、そのものが目的」と言っても過言ではありません。


 一朝一夕で成果が出るとは思っていません。

 下地作りに一年、まともな収益が出るまでに三年、少なくとも十年以上続ける前提でやっています。
 その中で信頼を得て、


「アニメの事ならヒダマルに聞こう」

「ヒダマルが言うなら、このアニメ観てみよう」


 そんな風に思っていただけることが目標ですから、すぐに成果など出るはずがないのです。


 三日に一度ペースの筋トレですが、これからも一所懸命、いや、一体懸命の精神で取り組んで参る所存です。

 

 

まとめ。

 人の世は「分業」で成り立っています。
 魚をとる人、流通させる人、調理する人、売る人と、それぞれが得意なことを生かしてこそ、社会が回っています。

 しかし、筋トレは「己の意志で、己の身体で」やるしかない事柄。

 誰かに代わりにダンベルを上げてもらっても意味がありません。
 筋トレに限らず、自分の生き方・時間の使い方などにも通じる考え方です。


 筋肉を鍛えることで、メンタルを鍛える。

 その方法と考え方を教えてくれる一冊です。